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娘の推した 縞

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子どもというものは、親のどこを見ているのでしょう。

 

全身麻酔でびびりまくり、ひょっとしてもうみんなには会えないかもしれない。。。

口には出しませんでしたけど、いったんは覚悟もしました。

ついで、手術室から生還すると、

盛大な腫れとゆがみで、これが本当に治るのだろうか。

と、自分を始め、家族も思っていたようです。

 

「とても治るとは思えなかった」

とは、あとから聞いた知人の言。

みんな、そう思ってたんだよね。

 

つらいときには、人参をぶら下げます。

もう、かつてのように、いなくなっちゃえば なんて思いません。

だいじな家族、だいじな時間、

そして、毀れたものをとりかえすには エネルギーが必要だから。

 

でも、この人参には、ちょっぴり、苦さもありました。

ほんとうに治ると信じなければ、

信じられなければ、かえって心に突き刺さる。

 

つぶれている顔では、あうかどうかも判じられなくて、

娘に訊きました。

あの子は、いったい どこを見て答えたのでしょう。

いままでを?

それとも心のなかの母親でしょうか。

 

仕立て上がって、届いてからも半信半疑でした。

娘はああいったけれど、はずしてるかもしれない。

肩にかけてからも、まだそんな気はぬぐえませんでした。

けれど。

体に添わせてみて、一変しました。

もしかしたら、自分のほうが寄ったのかもしれません。

 

「ほらーほら♪」

伊達締め姿で見せに行くと、ちらりとひとこと、

「帯は」

だからさぁ・・・・・

 

そうして今朝、やっと似合いの一本を選りだしました。

 

なんだか。

ストイックを通り越して

江戸むらさき(※)、みたいだねぇ。

 

 

(※ もちろん、桃屋の佃煮です)

 

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