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赤と黒

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頭でわかっているだけでは足りないこと・・・・・ 

 

街を歩いていて、すてきな方にお目にかかって はっとする。

が、どこがどういいと一言では言えなくて、

つまるところ 全体としてのたたずまいがすてきだったとなります。

たいがい、周囲にもしぜんにとけこんでいて、悪目立ちしません。

よく、お直しおばさんに追っかけられたという話を聞きますが、それはどこか力みがあるのかもしれませんね。

 

行き会い、別れてしまう街中と違って、

ネットの中の幾多の画像は、そのときだけでなく、その前も後の姿も続けて見ることができます。

 

ある日。

一枚の画像にひきつけられました。

お祖母さまにゆずられた朱の帯を締められて、

“昭和っぽい”コーディネートはあまり乗り気でない口吻でしたが、はっとするほど女らしい。

すてきだなとそれからずっと拝見するのですが、そのときのインパクトはないのです。

黒っぽいお召し物に黒っぽい帯のことが多いのですが

着ている方のつやがひきだされずに、老けてしまう。

地味な色は若さでこそ着こなせると知った一瞬でした。

 

笹島須美さんも、よく「帯は十歳(とお)若く」といわれますが、

それは派手になった帯を まだしばらくは締められる倹約ではなくて、

若くなくなったじぶんに あかるさといのちをたす、ということだったんですね。

 

コーディネートは、全体がみえてはじめてなりたつので、

残念ながらお顔を隠されている方は、にあわれているのかどうか、ほんとのところはわかりません。

自身をチェックするときにも、同様です。

そのうえで、  

じゃ、コーデって結局なんなのだろうと。

マネキンではない 生身の顔をすげわすれたところでのそれは、

なにか だいじなこと 見落としてないかなぁ。

 

手持ちにない染や織へのあこがれはきりがないけれど、

そぐわないものを着た一日はやはりつまらないと ひとり思うこのごろです。

 

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