« きさらぎの白 | トップページ | わたしの中の自分 »

薄雪

_mg_3822b

エーデルワイス。 と 声が聞こえた・・・

 

あちこちでバラバラに買うというのは、

どれもこれもバラバラ、というリスクをつねにはらんでいる。

ただ、面白いことに、モニターを通してみる対象は、

かえって客観的な判断を可能にすることもある。

たとえば、手にとってすてき、とほれこんだ反物が

遠目にはぜんぜん違って見えたり、

ほれこんだ色柄がじぶんの肌にまったく映らなかったりの思い違いはよくある。

ところが、モニターという仲介者は、他者から見たときのすがたを

ふしぎにうつしだす側面をもつ。

近視眼ゆえにはまる陥穽から 救ってくれるというわけだ。

そして、モニターの向うに恋した相手が

近くに来ても、やっぱり天使だったときの高揚感。

_mg_3820b

この大島に、次はなにをあわせるか、というのが目下の課題です。

ところが、これが一筋縄でいかない。

小紋組は和気あいあいなのに、紬は新参で帯のチョイスがいまいちみたい。

ところでこの帯、ずっと、土器色と思いこんでいました。

植木鉢の色みたいに、あかぬけなくって、失敗!組だったのです。

ところが、先日、写真を撮ってもらって、

「帯がずいぶんオレンジっぽくうつってるね」

といったところ、

「いや。もともと、そういう色と認識しているが」

という答えが返ってきました。

え。

いそいで、畳を拡げてみました。

にごって、さえない土の色、と思い込んでいたのは?

ひょっとして、たたんだときと着たときではちがうのか?

すこぅし。

収納場所のランクをあげました。

そう思い込んだのには、もひとつ理由があったようです。

この帯を統御する、帯締めをもっていなかった。

昨秋きたぼかしの帯締め、あれのおかげかもしれません。

そして。

もうひとつ、春ヴァージョンの内記組がきたときに

くすぶっていた多々の疑問も氷解したのです。

たぶん、じぶんではけっしてわからない、選ばなかったまとめの色、

でも モニターの彼我では感じてた予感。

すっきりと清冽な色が、個性の強い帯を統じてくれるのですね。

いらっしゃい。

ハヤチネウスユキソウさん。

« きさらぎの白 | トップページ | わたしの中の自分 »

まい こーで 春」カテゴリの記事

コメント

元は刀の下げ緒であったものが、
丁寧に帯を飾るものとなりました。
常に日陰の身でありながら、
たいせつなものを守る一本の紐。
帯締めは、今もその立ち位置を変えずに
いるのかもしれません。
こっちのお仕事の方がしあわせ…と、
聞こえてきそうです。

どの帯の事をおっしゃっておられたのかと
思っていましたが・・・
なんと!!!合いますねぇ。

連れ合いを見つけたみたいで、こちらまで
嬉しくなります。

とんぼさま

昔から、帯締めはきめいろとなるがゆえにだいじなものと思っていました。
が、質に関しては、おおざっぱでしたね。
安物を買っちゃダメ、くらいの。

そうじゃないことを知ったのは、最近です。
組むまでの準備、組んでいく過程をみていると、たかが一本の紐じゃないんだ、ということをひしひしと感じます。


いのちを託するわけですものね。
信頼できなければいけません。
平和であっても、うやむやになってはいけないことですね。組みひもに限りませんが。

男たちの身を護った紐が、いまは女性を護っているんですね。

陽花さま

はい、ぐずぐずしてましたが、よそに嫁かずきてくれてよかったです。

黄のいろが要る、とは思っていたんですが、そこから先が・・・・

なのはなのイメージはきらいじゃないけれど、家風に合うかどうか(笑)が、大問題だったのです。

さいごは、ええい、賭けじゃ!

あけてみたときより、時間がたってじんわりとわかってきたふしぎな帯締めです。
帯だって、きものだって、第一印象ももちろんだけど、しばらくたって、良さがわかってくることありますね。
それは、たぶん、じぶんのほうが学習して、すこし高い立ち位置に立てた、ということなんでしょう。

この帯だけじゃないんです。
あともう二、三ありますので、また組み合わせてみますね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« きさらぎの白 | トップページ | わたしの中の自分 »

Calendar

Solo

  • Mushi-Biyori
    (C) 2005-15 Mushi-Biyori All rights Reserved.
  • Pass

Recommend

無料ブログはココログ