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朧月夜に・・・

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仕立て上がって、振袖が帰ってきた。

じぶんの時には、そんなに執着などなかったのに。

出来合いをはおって、映りを見たわけでない。

長い時間の、そのときそのときで、

求めたり決めたりして、ようやくさだまった成り立ちだ。

白生地を抱えているときは、この先どうなるのか、

染めたら染めたで、色がやけないか、しみが出ないか。

どだい、幼児の選んだ色が、はたちの娘に似合うのか。

筋金入りの変わり者だけあって、(いや、三つ子の魂というべきか) 色の好みにかわりがないのはさすがというか、進歩がないのか。

見立ては、鷺娘。

黒地の帯を探して探して。

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中振(袖)しか着たことのないわたしには、大振袖はびっくりするくらい長く

さらに、比翼に仕立てた重みは、ハンパなく、

成人式というよりは花嫁御寮・・・・・・?

ちょいと着せかけるさえ、手にあまる。。。

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朧月夜にしくものぞなき。

ああ、なんとか似合いそうだ。

夕暮れで、うまく色がでていませんが・・・・

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ぷりん de スモモ」カテゴリの記事

コメント

まぁ、十何年暖めてきたお振袖がとうとう
出来上がってきたのですね。
とってもステキ!
帯ともよく映えますね。

振袖だけでも重いのに比翼が着いているから
なおさらですね。
ご両親の愛情の重みでしょうかしら。

まさに襲の美しさ、ですね。
そんじょそこらの振袖じゃあ
太刀打ちできますまい。
緞子のツヤはまさしく「天の虫」の
命のツヤですなぁ。眼福眼福。

陽花さま

はい、おかげさまで・・・・
(その節は、たいへんおせわになりました)

帯は高島ですが、なぜかこれだけ目に飛び込んできました。
帯揚げにいたっては、先立つこと十数年前、使うこともあるかと買い求めておいたものです。
帯締めもこの色にあわせて、と思いましたが、当座、綱代で組んでいただいたものでもまにあうかなぁ、とゆうべ思っていました。
とりあえず着られるか、と思いきや、ととの記事を読んで、帯枕を忘れておりました。
とにかく、ひとつずつすぐ手配しないと、次のに気がつきませんね。

とんぼさま

ありがとうございます。

袖口でためしてみましたが、いったん見てしまうと、比翼があるのとないのとでは、まるで違いますね。

ずっしりと重い八掛、比翼、そして襦袢のはりがあってはじめて、緞子の織が生きるんですねぇ。

思いもかけず、平安の美をかいま見ました。
ずっとあたためていたプランを、さいごに口にできて、そして、それを現実にしていただいて、遊さまにはほんとうに感謝です。

京都の打ち合わせの際には、まだ ふき、とか返りとか、ちんぷんかんぷんだった夫ですが、仕上がったものを見て、「ああ、日本人は、こういう見えないところ(いえ、みえるんですが)をこだわりぬく民族なんだよな」と感じ入っておりました。

ところで。
こうなると、なまじっかの小物をはじいてしまうという、やっかいなことに相成りました。
のちほど、ご相談さしあげたく。

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