さりがてに
ふりかえらずにいれば
残したものが まだかわらずにいる気がする。
だのに ふりかえるのは
まっさらに すすぎきるためなのか。
理性できめたことに 逆らうのは
いつも 疵のありかだ。
なぜいたみは それだけでおさまらないのか。
なぜ むかえるための瑕を 招びいれるのか。
そして
飽和したベクトルの檻に かこわれて
みいる
すでに
すでに 呼ばず
すでに 係りあわず
すでに 共有されえぬもの。
去りがてに 問へばいましの 名のみ残れる
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