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ひとつずつ

娘が生れて、ようやく車での移動が出来るようになった頃。

「おじさん、女の子が出来た。振袖、お願い!」

そのとき みせてもらった鳳凰柄の緞子。

Img_5683b2

縁あったのだろう、三つのお祝いよりまえに

箪笥の奥にしまうことになった。

Img_5683b

白いまま持っているのがなんとなく気になって

娘に選ばせた色で染めてもらった。

淡い水色。

娘になったとき、はたして似合うんだろうかと思いつつ

なまえにあやかって染め抜いた日向紋。

Img_5688b_2

帯は黒地で、

「鷺娘」みたいなコーディネートにしたいと伝えてあり、

「だいじょうぶ。いろ、あたまのなかにはいってるから」

と約束してくれたおじさんは 昨年いなくなってしまった。

 

あのときは、八掛まで染めておくことを思いつかず

比翼にしようか、長襦袢はと

背丈の伸び続ける娘を待っていたのだけれど。

 

「こんなのは?」

「いらん」

とこたえつづける気難しい娘が、めずらしく

「きれいだね」と 訊いた帯があった。

Img_5681b

そろそろ。

八掛にとりかかる時期が来たかしら。

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ぷりん de スモモ」カテゴリの記事

コメント

お振袖を無地でって変っていていいですね~
それにしても3歳のお祝いより先にお振袖の
準備とは・・・お嬢様がお生まれになった時
余程嬉しかったお気持ちが分かります。
お振袖地なら続きに八掛地付いていませんでしたか?

陽花さま

はっ、と思ったんですが
四丈じゃなかったと思うんです。。。

いろいろ想像してるんですが
鴇色の桜の小紋とか、比翼を重ねるとか。

きまるときは、あっというまでしょうが。

次男ができたときは、わざわざ桃の節句に、母子手帳をもらいに行ったのですけど。
男の子だけのときは、女の子って、口ばっか達者で、とさんざ色眼鏡で見てましたけど、できてみれば裏返しですからね。

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