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2006年5月

旅立ちの日に

いつか出かける日にまとう衣装。

生きてるときと 同じように

お仕着せはつまらない。

こればっかりは

後ろ指さされることも あるまいから。

よごれることをきらって

染める決心のつかなかったさくらいろ。

顔うつりも もう気にしなくていい

お気に入りの織柄がみつかったら

思い切って あつらえに出そう

そして

一針 一針

玉止めしない 糸が

抜けないように

気をつけて。

幸田文の箪笥の引き出し

ピアス事件

へそまがりは生れ落ちたその日から。

母の話によれば、おぎゃあと泣かず、

お尻をぶたれてやっと発声したのだとか。

周りはみんな男の子

夜泣きしているそのなかで、すましてお月さまを眺めていたと。

・・・あのころは、信じたけれど

これはゼッタイ、脚色はいってるな。

群れるのは 趣味ではない。

が、そうなると お手本がない。

もともと、おしゃれに縁が薄く

男にも さして困らず

母の人形も長くやり

困ったのは出産後 いままでの服が着られなくなったとき。

なんでも似合う時代は過ぎて。

けれど、それをカヴァーする智慧も

選択眼もありゃしない。

いまなら、

アイデンティティーの部分もあったとわかる。

だがそのときは。

「キホン」を知り、かみ砕くのに

えらい手間が取れたので。

妻とか母とか娘とかが

意識の中で後方に下がり

みわすれていた だれかがそっと前に出た。

もう、仮装はいらない。

そして、もうひとつ 勲章をはずし

耳たぶにあなをあけちゃったのさ。

すきに、する・・・

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